そもそも3歳、5歳、7歳の子どもってどんな時期なの?~5歳児編~
5歳児は1人でできることが多くなる時期!なんでも1人でやらせてあげよう!
5歳児とは、5歳から、その年度中に6歳になる子どものことを指します。
5歳児の子は、生活の中の行動を、1人でできることが多くなります。
また、年下の子を可愛がったり、思いやりをもったりして、お兄ちゃん・お姉ちゃんらしさも出てくるようになりますよ。
5歳の終わり頃には、身長や体重の個人差がはっきりしてくるため、大きい子は大きく、小さい子は4歳児と同じくらいの大きさの子もいます。
ただし、身長が低かったり痩せていたりするこの場合でも、運動神経の発達が正常であれば、何ら問題ありません!
パパ・ママは、「5歳児は個人差が出てくる年齢だ」ということを覚えておけば、さほど心配することはありませんね!
精神的にどんな成長をする?
5歳児の子は、我慢することを覚える時期で、泣きたくても泣くのを我慢したり、お友達がおもちゃを使っていても我慢して順番を待っていたりします。
小さい子におもちゃを譲ったり、面倒を見ながら遊んだりすることもできるようになります。
また、悔しいという感情も芽生えるようになるため、お友達にからかわれると泣いてしまうこともあります。
年齢問わず、グループで遊ぶことも大好きです。
この時期には、なるべくたくさんの年代のお友達と遊ばせてあげると良いですよ。
言葉も、発音が大人と変わらないようになり、赤ちゃん言葉のような発音ではなくなります。
さらに、自分の感情を相手にはっきりと伝えられるようにもなるため、友達同士のコミュニケーションも言葉中心になりますし、親との会話もスムーズにできるようになりますよ。
たまに、大人のような口調になることがあるので、思わずクスッと笑ってしまうこともあるほどです!
5歳児は、自立する精神が成長するため、「自分1人でやりたい!」と思ったことは、なんでも1人でやろうとします。
そのため、やりたいと思っていたことができなかったときには、悔しくて泣いてしまうこともあります。
そんなとき、パパ・ママは、自分1人でやろうとしていたことを十分に褒めて、認めてあげましょうね。
その後は、その行動に手出しをしてはいけませんよ!
子どもがせっかく自分でやろうと思っていたことなので、やり方を教えてあげる程度にとどめ、自分でやる姿を見守るようにしましょう!
また、できなかったことができるようになったときには、「少しオーバーかな?」というくらいに十分に褒めてあげると、子どもの更なる成長に繋がりますよ!
肉体的にどんな成長をする?
5歳児は、男の子も女の子も、1年間で平均約6cmほど身長が伸びる傾向にあり、体重は、男の子も女の子も、1年間で平均約1kgほど増加する傾向にあります。
この時期、男の子と女の子では、身長差はほとんどありませんが、体重差が約1kgほどあり、男の子の方が重いです。
6歳近くになると、19kgを超える子も出てきますよ。
5歳児は、全体的に筋肉がしっかりつき、筋力が強くなる子が多いです。
そのため、ジャングルジムに登ることやブランコを大きく漕ぐことが得意になりますね。
お友達同士で追いかけっこやボール遊びなどの走る遊びも大好きになりますよ。
また、バランス感覚も成熟してくるため、片足でケンケンしたり、スキップが上手になったりします。
このように、運動をすることによってさらに筋肉が発達するため、この年齢の子は、特に外遊びをさせてあげることを心掛けると良いでしょう!
生活面ではどんな成長をする?
5歳児の子は、手先が器用になるため、指先を使った行動が上手になります。
箸で小さな豆を上手に掴んだり、ボタンを上手に掛け外しできたり、ハサミを使って曲線を切ったりできます。
折り紙が得意な子も出てきますね。
自立心が成長する時期のため、これらの行動をしているときは、パパ・ママが手出しをせず優しく見守ってあげましょう!
また、ママのお手伝いをしたり、1人で寝たりする子もいます。
この時期は、小学校に上がる前の年齢のため、生活習慣をしっかりと完成させてあげた方が良いですね。
これまでも幼稚園や保育園で生活習慣を身に付けてきた子がほとんどだと思いますが、それをきちんと1人でできるように促してあげましょう。
小学校は、幼稚園や保育園と違って、先生の手助けが少なくなりますからね!