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ポリエステルってどんな素材?ポリエステルの着物を着せるメリット・デメリットは?

七五三の和装の衣装は主に正絹とポリエステルが使われている!

まず、着物は、正絹(せいけん)、人絹(じんけん)、ポリエステル、木綿などの素材が使われています。

その中でも七五三の和装の衣装は、正絹とポリエステルが主に使用されているんですよ。

昔は正絹を仕立てるのが主流でしたが、現代では、ポリエステルも多く出回っています。

正絹はなんと言っても美しさが魅力的ですが、ポリエステルにもメリットが多くあるのです!

 

ポリエステルとは?その特徴は?

ポリエステルとは、簡単に言うと、プラスチックの素材です。

ポリエステルは大まかに、ペットボトルなどの成形品として使用されるものと、衣服などの繊維として使用されるものとに分けられます。

その中でもまたさらに細かく分類されますが、七五三の衣装には関係ないので割愛しますね。

衣服の繊維として使用されるポリエステルは、1953年頃から合成繊維として使用され始め、全ての合成繊維の中で最も多く生産されている素材です。

普段私たちが着ている洋服に付いているタグを見てみると、ほとんどが「ポリエステル」と記載されていますよ!

 

ポリエステル素材の着物は扱いやすいことが大きなメリット!

<耐久性が高い!>

ポリエステル素材は高い強度を持ち、摩耗性も高いです。

つまり、丈夫だということですね!

特に、3歳の七五三のお祝いをする幼い子どもはよく転びますし、座り込んでしまう場合もありますよね。

ポリエステルであれば、多少の衝撃には強いというメリットがありますので、比較的安心して着せることができますよ!

また、合成繊維のため、長期間保管をしても、生地が虫に食われる可能性も低いですよ。

 

<値段が安い!>

パパ・ママが気にされる最も大きい部分が「値段」なのではないでしょうか?

ポリエステル素材の着物は、大量生産されていること、市場に多く出回っていること、合成繊維だということから、値段が安いです。

安いものだと、5,000円程で購入できる着物もあるほどです!

そのため、正絹の衣装をレンタルするよりも、ポリエステルの着物を購入した方が安い場合が多くありますよ!

 

<自宅で洗濯できる!>

ポリエステルの着物は、普段私たちが着ている洋服と同じ繊維で作られているため、汚れたら自宅の洗濯機に入れて洗濯することができます!

小さな子どもは、衣服に食べ物をこぼしてしまったり衣服を引きずってしまったりして汚すことが多いので、その度にクリーニングに出していては、結構大変です!

しかし、自宅で洗濯ができれば、パパ・ママも楽ですよね!

 

ポリエステル素材の着物を着るデメリットとは?

<見た目が安っぽいものもある>

ポリエステルの着物は、正絹の着物特有のような光沢がないため、安っぽく見えてしまいます。

見る人によっては、すぐにポリエステル生地だということが分かってしまうそうですよ。

ただし、ポリエステルの素材にもランクがあって、ランクが良いものだと、正絹とさほど区別がつかないようなものもあるそうですよ!

 

<着心地が悪い>

ポリエステルの着物は、正絹の着物と比べると、若干着心地が悪いといいます。

ポリエステルの生地は素材が固めなので、小さな子どもが着る際は、動きにくいと感じてしまうようですよ。

 

<おじいちゃんやおばあちゃんに反対される場合も…>

一昔前は、「着物と言えば正絹!」というのが当たり前だったため、ポリエステルの着物を選んだ場合、おじいちゃんおばあちゃんに反対される可能性もあります。

着物を選ぶ前には、一言おじいちゃん・おばあちゃんに相談すると良いかもしれませんね!

 

ポリエステルの着物を選ぶ人に多いケースは?

ポリエステルの着物は、金額的なメリットが大きい分、見た目や見栄の部分でデメリットも大きいです。

ポリエステルの着物を選ぶ人に多いケースは、

・一人っ子で、いとこも性別が違うため、着物を近年中に着させる予定がない。

・今どきのデザインの着物を着させたい。

・ランクが高いポリエステルの着物を着させるため、見た目はほとんど変わらない。

・ランクが低めの着物でも、写真で見れば見た目はほとんど変わらない。

・子どもが着物を汚す可能性が高い。

などが挙げられます。

 

金額、見た目、これから着物をどのようにしていくかなど、どの部分を重視するかによって着物選びをした方が良いですね。